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2020年 3月

この前、テレビを見てますと、アーチェリーの選手が出てまして、ちっちゃい16センチのCDぐらいの的を射るんですけど、何回やっても全てその的に矢が入るんですね。

ポイントは同じフォームになるように何回も何回も日々、練習しているということなんです。で、時間の違う3枚のVTRを重ねてやると、ほんとにぴったりと一枚の絵のように動いて矢を射るという状態で、「いやぁすごいなぁ」と思ったんですけど、そのとき同じ事をずっとやり続けるという意味で言えば、私たちの仕事も同じじゃないかと思いました。良い物、良品をずっと作り続けるということが繋がると思ったんですね、

 

ずっと同じ良い物を作り続けることを私たちができるかどうか。どうすればできるかということを考えてみたんですが、やはり何十人もいればそう簡単にはいきません。で、簡単にいかないから、会社の中でいろんなルールがあったりとか、それからやり方、決め事や手順とかがあったりすると思うんです。

そういった手順やルールを守っていくとき、やっぱり口頭ベースだと、人によりそれぞれ違うことを言ったり、同じ人でもこの前言ってたことと違うとかね、やっぱり起こるんですよ。

それと手順書。そういった物がわかりやすく書かれていないと、間違えて違うことをやってしまう。または、その通りやるとトラブルが起きてしまうので、あえて手順書を無視してやってしまう。やむを得ずそういった行動を取ってしまうんですよね。

結局、ルール的な物の文書がきちっと作り込めていないと、ルールを守ることすらできなくなり、結局トラブルだらけになり、いらん仕事がいっぱい増え、会社が非常に困ってしまうんです。

 

そこで、そういったルールとか手順がきちっと作れているか、守られているかはどこで見るのかというと、それは社内パトロールであり、それからISOでいう内部監査とかになってきます。

ウチでは社内パトロール、1週間に1ぺん必ずやるようになってますので、手順書と実際の動きに間違いがないか。それからルールがきちっと守られているか。というのを重点的に見て欲しいのです。

そういった日々、ルールや手順書どおりに同じ良品を作り続けるという事、そこに注力を置いて仕事をしてみると、どんどんいい物しか作れない会社に生まれ変わっていくのではないでしょうか。

 

そういうことでですね、皆さん、これからきちっとした文書作成と文書通りに動いて間違いが無いようにできるかどうか、手順書のね、見直しなども含めて、常に習慣的に同じ良い物を作る会社に生まれ変わって行きましょう!

2020年03月23日 |

今日は、QCDについての話をさせてもらおうと思います。

Qというのがクオリティで、Cがコストです。そしてDがデリバリーです。日本語で言いますと、Qが品質で、Cが価格です。そしてDが納品、納期通りに納品すると言うことになります。それらの中で何が一番大切かといいますと、それぞれ本当に重要なのですが、私が思うに、それはもう間違いなくQです。QCDのうちの一番上に出てきますQですね。ですからつまり品質です。なぜ品質が一番重要なのかという話は、また機会があればお話させてもらいますが、今日のところは時間の都合もあり、端折らせてもらいます。

 

品質の問題が発生してしまったとき、社長としての願いがあります。「どうすればこの問題を解決することができるのか?」本当に皆さんには、そういた視点を持っていただきたいと思っています。

とくに頑張っていただきたいのは製造現場の方々ですね。QとD。コストの方はお金の面も関わってくるので今回は、ちょっと横に置いときます。

品質管理と生産管理。この役割分担をきっちりするべきだと思うんですね。小さな組織だと、どうしても一人のひとが同時に関わろうとしますが、とても肝心なところなので、ここはきっちりと役割分担をしていき、それぞれの責任分野を一生懸命やりきるようにしたらもっと良くなる。もちろん小さな組織なので、曖昧な部分も多少あって良いとは思いますが。

 

その役割分担の中で、一番重要な品質管理に注目して行きますと、とくに頑張って欲しいのが整理整頓。5Sの中の整理整頓です。

整理整頓が行き届いていない工場というのは、どう考えても不良は出続けます。

一度不良が出たら、その後も出続けて、それがなかなか止まらない。そういう傾向がある会社はまず間違いなく、2S、整理整頓ができていないのが一番の理由じゃないかと私は、思っております。ですから、まずは品管担当者が率先垂範で「整理整頓なら俺に任せろ!」ぐらいのね、気概性を持ってやってみたらどうかなと思います。

 

そしてその姿を見て、周りの人も協力したくなり、全社で整理整頓していくという流れができ、その結果として、不良発生がなくなれば本当に素晴らしい。

そして最終的には、「賀陽技研の工場は素晴らしいなぁ。ウチから賀陽技研にちょっと派遣するから、工場見学させてくれー」とかね、他社から言ってもらえるような、一流の工場になってきたら、本当に素晴らしい事だと思います。

ですから皆さん、力を合わせて、協力し合って、声を掛け合い励まし合って、そんな素晴らしい工場を目指していきましょう!

2020年03月17日 |

今月のトピックス

5S活動

会社の裏が不要品などを置く物置になっていましたが、この度5S活動の一貫で大幅に整理をしました。2月中には、そこに倉庫を建て、現在工場の中に置いている金型をそちらに動かす予定です。そうすることにより、工場内で大幅にスペースを取っていた金型のエリアが開くので、工場内の大幅な整理整頓を行うことができるようになります。更なる5Sを推し進め、効率化と働きやすい工場を目指してゆきたいと思います。

 

岡山後楽園

元禄十三年(一七〇〇年)岡山藩二代目藩主だった池田網政が理想としていた後楽園を自ら作り上げたのが始まりです。後楽園は藩主、領民が共に楽しみ安らぐ場でもありました。そして、現在でもとても綺麗に整備された庭園には、四季折々の花が咲き、鯉や鳥を眺めることができます。春には桜やつつじ、夏にはサルスベリや蓮の花、秋は紅葉、冬には椿や梅を眺めながら四季を感じるのはいかがでしょうか?

賀陽技研の技

マシニングセンタ

今回は弊社の加工機械設備について紹介します。金型製作を行う上で、よく使われるマシニングセンタです。金型製作に必要なプレート加工や、部品加工はもちろん、複雑な形状を加工する、3D加工(立体加工)も行っています。この一台のマシニングセンタによって新作の金型や修理の金型などのたくさんの加工をしてきました。加工領域としては630×430と、決して大きくはありませんが、なくてはならない存在の機械です

 
令和2年2月1日
編集:株式会社賀陽技研
 
2020年03月01日 |