賀陽技研は、長年の銅加工の知見を活かし、新たな事業の柱として「バスバーメーカー」としての地位確立を目指しています。
新たに導入したファイバーレーザ機により、迅速かつ高精度な試作対応が可能になり、短期間でのカスタマイズにも柔軟に対応できます。精密なプレス技術と新たな板金技術を進化させ、お客様のニーズに即応し、さらなる成長を目指して邁進してまいります。

会社トピックス
賀陽技研は数年前から岡山理科大学と共同で塑性加工技術を研究しております。塑性とは「力を加えると変形し、力を取り除いても元の形に戻らず変形が残る」ことであり、プレス加工そのものでもあります。よりよい製品や複雑な形状の製品を生産できるよう塑性加工の専門家の岡山理科大学の方々と共に知識を高めるために学んでいます。現在は連れ回り防止のワッシャをプレスで出来ないか研究している最中になります。新たな技術を獲得し、より多くの製品を皆様に届けられるよう賀陽技研は研鑽して参ります。
10月30日、中古のCO²溶接機の引き取りを行いました。CO²溶接とは、二酸化炭素を使う半自動アーク溶接の事です。賀陽技研では、今までスポット溶接のみ対応をさせていただいており、今回のCO²溶接機の導入は新たな挑戦として、今後人材の教育や資格の取得はもちろん、実践的な使い方が出来るように準備を整えています。今後、導入した溶接機が試作板金業務の仕事の幅を更に広げてくれることを期待し、将来の姿を楽しみにしています。
賀陽技研は、昨年は事業拡大を目指し、宇宙ビジネス展「SPEXA」(スぺクサ)に出店するなど、知名度を広げるための活動を行いました。また、新たな事業展開としてファイバーレーザ―やブレーキプレスを増設し、様々なニーズにお応えするための設備投資も行いました。
2025年の干支は巳年であり、変化と再生の年とされていますので、新しい始まりや成長の機会が多い年となるでしょう。私たちも新年を迎えるにあたり、真新しい気持ちでお客様に喜んでいただけるよう「信頼を生み出す工場」を目指していきます。
管理部部長 岡﨑一郎
「会社の仕事の幅を広げたい」という社員達の声により、第一工場に設置している250トンプレス機の送り装置を、10月にバージョンアップしました。これにより、今までよりも板厚が厚い製品を自動で大量生産することが可能になりました。今までは、0.5㎜~2.3㎜までの板厚が加工可能でしたが、現在は0.6㎜~3.2㎜までの板厚を加工することが、このプレスで可能となりました。バージョンアップしたプレス装置を使用し、賀陽技研の仕事の幅を広げていけるよう、精進してまいります。
賀陽技研には事業企画委員会があり、その中のひとつに酪農畜産部があります。酪農畜産部では現在、牛舎などで使用する送風機や水槽を作成しています。実際に牧場へ伺い、現地の方と意見交換を行い、意見を参考にしながら改良を重ねて良いものが作れるように進めています。弊社に新しくレーザーカットが導入されたので、今後作成を進めるのに上手く使っていけるよう勉強中です。
色々な事業を展開していき、幅広いお客様へ良いものをお届けできるよう、日々研究中です
8月9日に経営指針発表会を行いました。コロナウイルスの再流行の兆しがある中での実施だったため、来賓の方々にはオンラインでご参列いただき、各部署の前期の振り返りや今期の部門計画、委員会・研究会の今期の計画を発表しました。また、午後からはBC委員会を中心としたBCP机上演習を実施し、全社員参加にて「もし、賀陽技研で火災が起きて、工場が半焼したら?」というテーマで、ディスカッションを執り行いました。
この経営指針書を道しるべとして、力を合わせ頑張っていきます。
7月17日、18日に愛知県豊田市で行われた、岡山県と(公財)岡山県産業振興財団主催の「トヨタ自動車(株)及び関連企業との展示商談会」に営業部で参加してきました。
岡山県内中小企業の販路開拓に向け、技術提案や自社製品等のPRを行える展示商談会、とのことなので、通常の展示会とは違い、2日間の総来場者数は六百人と小規模でしたが、技術的な話を密にすることができ、今後の新たな繋がりを築くことが出来ました。
賀陽技研では、新たに設立する板金事業にむけて以前から様々な準備に取り掛かっています。そして今回、板金加工に欠かせない機械を導入しました。
一つはレーザー加工を行うレーザーカットマシン。もう一つは金属を曲げ加工するベンディングマシン(ブレーキプレス)です。
先月から搬入が始まり、機械設置や初期設定を行い、ついに試運転の段階まで行きました。弊社の板金事業の本格的な一歩を感じさせ、社員に実感とやる気を与えてくれています。
3Dモデリング力・切削加工技術の向上を目的として、招き猫の置物を製作しました。モデルのデザインから加工に挑戦し、今まで工具が折れる等、トラブルが多かった三次元加工でしたが、加工を進めていく中で、トラブルが起こりづらい加工方法を見つけることができました。複雑な形状でもやり方を変えるだけでこんなにも仕上がりが良くなるのかと実感しました。ちなみにチャームポイントは、肉球です!他の加工でも色々な方法を模索し、きれいに仕上がる加工を目指しています。