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平松 稔の“ひと捻り半”

ダーウィンの進化論は、皆さんご存じでしょう。そのダーウィンの言葉として「強いものが生き残るのではない。環境の変化に対応できたものが生き残る」があります。実際にはダーウィンの言葉ではないそうですが、その意味するところは真実だと思います。

地震、豪雨災害などの自然災害、人口減や近隣国の戦争、グローバル化した経済でのバタフライエフェクト現象など、一企業では太刀打ちできない環境の変化が襲ってきています。

また、そんな大きな変化だけではなく小さな変化は、毎日のように起こっています。急な増産や減産。社員の入社や退社。仕入れの問題。小さな変化は挙げたらきりがありません。毎日、なにがしかの環境の変化が起きているのです。

過去の延長上に現在はありますが、今は変化の速度が早く、過去の経験だけでは判断を誤りかねない、そんな時代になっています。

人は誰でも、ダメなところがあれば良いところもあります。ですから私たちは良いところを認め合い、一致団結して環境の変化を乗り切っていきましょう!

社長より

2023年11月01日 |

製造業の場合、社員数300人以下は、中小企業と呼ばれ、中も小も一くくりにされています。ですが、300人の会社と10人の会社では、明らかに経営の仕方が変わってくるはずです。

私は、300人以下の中企業と、100人以下の小企業とに分けて考えています。さらに小企業は、成長の課程で、10人、30人、50人と乗り越えなければならない壁があるともいわれています。

小企業では、中間管理職の人員不足が慢性化しているケースが多いと思います。管理職を任せられる人がいない。管理職の人が現場の作業員を兼務している。これが小企業の実態じゃないでしょうか。

つまり小企業では、個人個人の役割が非常に大きい。ですから社員数の増減が起こるたびに、経営の方向性を柔軟に調整する必要がでてくるのです。

その柔軟性の実現に必要なのが、リアルな内部環境の把握で、経営陣、各部門、上下横の信頼関係の構築は欠かせません。そのためにも私たちは、ますます人間力を高めて行きたいものです。

社長より

2023年10月01日 |

当社、賀陽技研も7月1日で第12期となりました。当社では、毎年このタイミングで組織編成の見直しを行っています。今回も組織編成と人員配置について、昨年度から変更しています。

とくに、新しい役職を貰い、責任のある立場になった人は、これから乗り越えなければならない壁がいくつも待っている事でしょう。そのどれもが役割を全うするために必要なものであり、今の自分に不足しているところと捉えて間違いないです。

そこで壁を乗り越えるためのヒントを、三つほど私から送ります。

一つ目、役割が変われば周りが貴方に期待することも変わります。ですから貴方も変わろうとして下さい。

二つ目、気持ちが逃げた状態で壁に向かうより、乗り越えてやるいう覚悟で立ち向かう方が圧倒的に楽です。

三つ目、あなたの部署は、あなた一人と、部下数人となります。リーダーとして、信頼関係を築くことが、一番初めの仕事となります。

信頼関係は頼り頼られる関係が築けている状態のこと。それには報連相は欠かせませんよ。

社長より

2023年09月01日 |

8年ほど前、チャンスの神様という、親指ぐらいの人形の形をしたお守りを貰いました。その神様は髪が前髪の3本しかありません。この神様とすれ違うとき、前髪を掴めたらチャンスが訪れ、逃したらチャンスを逃してしまうというお守りです。

これは、「チャンスは多くはやってこない」と捉えることができます。そして、チャンスが来ても、チャンスを掴む準備が出来ていない、またはチャンスに気づいていない、あるいは迷い行動に移せないで、チャンスを逃してしまう、と捉えることもできます。

つまり、時間を惜しんで努力を続け、少ないチャンスが来たときに、逃さず掴み取れ、ということです。

なるほど、自分のこれまでを振り返ってみても確かにそうだと思います。

では現実的にチャンスはどのように訪れるのでしょうか?それは、人との縁が繋がっている中で、自分(自社)を良く思ってくれている人(会社)が持って来てくれるのです。悪く思われていれば、誰もチャンスはくれません。

つまり良い縁が持てるのも、自分(自社)しだいということです。

社長より

2023年08月01日 |

人間の体というのは、運動をしないと不健康になるようです。筋肉は当然、衰えてくるし 、関節も動かさないとだんだん硬くなってくる。

そこで 、一念発起してウオーキングをしてみるのですが 、心肺機能が落ちているらしく 、すぐ息が上がってしまいます 。周りか ら「 運動しなさい 」と言われるのですが 、「 知っとるか?運動したらしんどいんだぞ 」と私 。若いときに運動の習慣を付けておくべきだったと今さらながら後悔...

実は 、脳にも運動が必要なようです 。「 運動脳( サンマーク出版 )」という本を読みました。難しい説明のところは流し読みにしましたが、実に面白い。運動によって 、ストレス 、うつ 、に抵抗力がつき 、集中力や記憶力が向上 。認知症の予防にも良い 。また 、運動といっても走るか歩くかで良いということです 。

そんなとき一人の宣教師から「置かれたところで咲きなさい」から始まる詩を送られたそうです。

渡辺氏の壮絶な人生。覚悟と愛情。落ち込んだとき、迷ったときに、ぜひ一読してみて下さい。こころに染みわたりますから。

そんな本を読みながら「 生活習慣病の予防と一緒じゃん 」と思いつつ 、出っ張った腹をさすりながら「 運動したらしんどいんだぞ 」と思う日曜の昼下がりでした 。

社長より

2023年07月01日 |

先日、とある団体が主催する合同入社式へ、今年の新入社員と一緒に出席してきました。そこで講演された女性経営者の方が、自身が影響を受けた女性の一人として、岡山のノートルダム清心学園の理事長をされていた渡辺和子さんの話しをされました。

修道者である渡辺和子さんは、多くの書籍を出版されています。その代表作として、「置かれた場所で咲きなさい」という書籍があります。

30代で渡辺氏は、前任者の急逝により、若くして学長の任命を受けました。未経験の環境、未経験の事柄、だれも「あいさつをしてくれない」「ねぎらってくれない」「わかってくれない」の連続で、自信を喪失し「くれない族」になっていたと、その著書で告白しています。

そんなとき一人の宣教師から「置かれたところで咲きなさい」から始まる詩を送られたそうです。

渡辺氏の壮絶な人生。覚悟と愛情。落ち込んだとき、迷ったときに、ぜひ一読してみて下さい。こころに染みわたりますから。

社長より

2023年06月01日 |

仕事をしていく上で、私たちは毎日、様々な問題や課題を抱えています。その様々な問題や課題をどのように解決していくかは、皆さん、本当に頭を悩ませていることだと思います。

私はよく社員の皆さんに、「耳は二つ、目も二つ、口は一つ、頭は一番大きい」と言ってきました。「耳と目でよく聴いて観て、頭で深く考えて、相手に上手く伝えましょう」という意味です。

インターネットを初め、世の中には多くの情報が溢れており、有用な情報はとても学ぶところが多いと思います。

日々、学ぶ姿勢を忘れずにいると、様々な情報が耳や目を通じ、自分の頭の中にどんどん入ってきます。

そこから、「有用な情報のこの部分と、あの情報のこの部分を繋げ、そこに自分の培ってきた考えを合わせて何ができるか」など、頭の中で創造することができます。

そこから「どう表現したら、人にちゃんと伝わるかの表現方法を磨く努力をする」このことは、特に人をまとめる立場にいる人にとって、ぜひ心がけて欲しいところです。

 社長より

2023年05月01日 |

仕事のやり方を上司や先輩から学ぶ姿勢は、身についていますか?取引先様からも、どんどん学んでいって下さいね。

そして、学んだことから創意工夫を重ねて自分流に変化させていると思いますが、忘れてはいけないのが、時代や環境の変化に合わせて改善していく必要があるということです。

この改善、ということが実は難しい。なぜなら改善したつもりになっていても、実際には改悪になっていることが多いからです。数値で判断できる事は、基準値の増減で判断できます。ですが数値で判断できない場合は、会社の価値観や文化、風土などを基準に判断するため、取り違えてしまう事があります。その取り違えた状態では、改善のつもりが改悪になってしまう事が多いです。

ですから私たちは、自分の会社をよく知り、部下や後輩の見本となる行いをし、会社のよいところを語れる人になりたいものです。

私たちは、立場の上下や部署が違えども、明るく暖かい雰囲気で当たり前に改善をしている会社でありたいですね。いつまでも。

 社長より

2023年04月01日 |

今年の大河ドラマは「家康」ですね。私は天下泰平の世を作った徳川家康が一番好きです。子供の頃は農民から天下人となった豊臣秀吉、経営者になるまでは天下統一の基を築いた織田信長が好きでした。 

ところで7年前の大河ドラマ「真田丸」の主人公の真田幸村の父、真田昌幸ですが、彼は主君の武田勝頼が信長に敗れた後も、信玄や秀吉など次々と主君を変えながら小国の大名となりました。あの徳川軍とは二度にわたり戦をし、いずれも勝つという稀に見る策士です。

私は、そんな昌幸の生き方に感心し、まるで中小企業の社長のようだと当時、思っていました。ですが、あんな一見、卑怯ともとれる生き方を良しとしない人もいます。私はそこは良し悪しではなく、感じ方の違いと受け取りました。 

同じものを見たり体験したりしても、感じ方はこのように人それぞれです。

仕事でも、見方、感じ方は人それぞれあります。それぞれの考えを集め、分析し、良いところを活かせば、さらに良い仕事が出来そうですね。 

 社長より

2023年03月01日 |

社員の皆さん、12月の行動指針は「わたしは健康維持と人間力の向上に努めます」でした。社員の皆さん、ちゃんと意識できましたか?

いよいよ、新たな一年が始まりました。皆さんには一年を通して、この「人間力の向上」を心掛けてもらえたら、とっても嬉しいです。その目安として「許し許される関係が築けているか」「感謝の気持ちを持ち続けていられるか」だと思います。簡単なことじゃないと思います。

私たちはモノづくりの会社です。製造部門の人が朝から晩まで汗をながし製品を作ってくれるから、製品を売ることができます。また、管理部門の人が納品、材料調達や生産管理を、技術部門の人が会社の技術の維持や改善を、品質部門の人が製品の品質の維持や改善をしてくれているから、製造部門の人は安心して製品を作ることができます。

社員の皆さん、たまにはガタつき、ギシギシ音を立てるかもしれません。そんな時は人間力を思い出し、感謝の気持ちで一丸となり、目の前の課題を乗り越えて行って欲しいです。視線を上げ、全体を見る努力をし、バランス感覚を磨きましょう。 

社長より

2023年02月01日 |