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平松 稔の“ひと捻り半”

私達の日々の生活の中でとても大切にしなければならないことがあります。それは、人との関わり方です。

私達は周りの人と依存しあって生きています。周りの人に感謝する理由は、ここにあるのだと思います。ですが私達は、しばしば感謝するどころか、人を傷つける行動をとることがあります。できれば毎日寝る前に、一日を振り返ってみてください。いろいろ感謝が足りなかったところが思い浮かぶのではないでしょうか?

誰でも人に認められたいという気持ちを持っています。会社では自分の役割をきちんと行動に移し、周りや上司との人間関係も良好であれば、上司が認めてくれ、そこに良いチームワークが生まれます。そしてそれを経営者は感謝の気持ちで見ているのです。

ですから、周りへの感謝の気持ち、期待された役割への行動、周りや上司との良好な人間関係、これらを実践しましょう。そうすれば、与えられるだけでなく、自分自身でも良い働く環境を作って行くことができるでしょう。

社長より

2024年11月01日 |

自動車産業は 100 年に 一度の変革期が訪れていると言われています。技術的な革新やグローバル経済の環境変化など、既存のサプライチェーンだけでは、もはや対応しきれなくなっています。

そこで私達はこの厳しい経営環境の中で、どのようにして発展していくべきでしょうか?

当社も10年前とくらべ、社員数は倍以上になっています。当初は十数人で、社長が直接舵を取っていた会社でした。今では、工場が二つになり、人数も40人になり、組織的なまとまりが必要な会社となっています。そこにはルール化、仕組化も大きなテーマとなるでしょう。そして、秩序と団結力が生まれれば、必ず良い結果が出せる会社になります。世の中にある強い会社はそれができている会社なのでしょう。

100年に一度の変革の時代。平和と秩序を願い、今こそ一致団結して、この時代を必ず乗り越えていきましょう。評論家にならないよう、実践者として、社員全員で賀陽技研を発展させていきましょう!

 

社長より

2024年10月01日 |

働く(はたらく)とは「はたを楽にする」が語源という説があります。私自身は語源と思っていないのですが、とても良い言葉なので好きな言葉の一つです。。

「はた」とは日本語の古い言葉で「周りの人」という意味です。周りの人が「楽」になったら、人は幸せな気持ちになりますよね。ですから「働く」とは、「周りの人を幸せにすること」だとも取れるのです。素敵ですよね。

このことはとても大事なことなので、今まで何度も社員の皆さんにお話ししてきましたから、もしかしたら聞き飽きているかもしれませんね。

では、視点を変えてもしも、自分が「周りの人」だとしたらどうでしょう。上司や同僚、先輩、後輩が一生懸命働いてくれている。そのチームワークのおかげで、一人でやるよりも大きな成果を上げることができている。自分が困ったときは励まし、支えてくれた。そうした日常を何度も経験し、今日も自分は「楽にしてもらっているし、はたを楽にしている」

そう思うと、自然と感謝の気持ちが湧いてきます。

社長より

2024年09月01日 |

賀陽技研は岡山県の吉備中央町、岡山市、総社市の境、標高約400メートルのところに位置します。このあたりは吉備高原ともいわれ、非常に強固な岩盤の上に当社は建っており、地震や水害には強い地域となっています。

当社はそんな地域に工場を二つ構え、25トンから300トンのプレス機を持ち、ファイバーレーザー、ワイヤーカット、平面研磨、細穴加工機など、プレス、板金試作、金型製作をするマシンを所有しています。ですが、そんな様々なマシンも使いこなせなければ、ただの置物となってしまいます。

何のために使うのか、どのように使うのか、どう使えば当社にあった使い方ができるのかを考え、毎日コツコツと技術を深め、研究する必要があります。このことはマシンに限った話ではでなく、それぞれの業務で身に着けた専門知識についても同じことです。

それぞれの部門において得意分野ができ、お互いに頼ったり、頼られたりするような関係となり、社内のコミュニケーションもさらに深まるといいですね。

社長より

2024年08月01日 |

5月1日に岡山大学にて「中小企業のBCP(事業継続計画)」について講義をしてきました。今回で4回目になると思います。学生さんも熱心に受けて下さり、とても有意義な時間を過ごしました。まだ100人以上の学生さんのレポート採点が残っており、これが大変なのですが、反面、とても楽しみでもあります。

ところで、中小企業のBCPの取り組みは、社員数の関係で社長がやる場合が多いと思います。となると社長さんは非常に忙しいので、なかなか取り組みが前に進まない。または、取り組もうとしないと思います。私はこれが中小企業にBCPがなかなか普及しない理由だと思っています。ですからBCPと経営計画を結び付け、BCPを会社の将来設計の一部にしてみては、という提案をしています。

中小企業のBCP(事業継続計画) 岡山大学にて講義

 

中小企業BCP策定運用指針

新時代に成長を続け成長する企業~社長インタビュー:災害をきっかけに芽生えたBCP強化の動き

 

社長より

 

 

 

2024年07月01日 |

働くとは「はたを楽にすること」だといいます。

「はた」とは漢字で「傍」と書き、意味は「周りの人」です。働けば給料がもらえ、会社の人や、お客様の役に立つことができます。そして会社の周りの人と一緒に働くことにより、さまざまな立場やさまざまな年齢など、さまざまな人とコミュニケーションをとる力を身に着けることもできます。

つまり、働くことによって社会で生きていく方法を自然と身につける事ができるのです。

もちろん働くことは楽しいことばかりじゃないです。ときには乗り越えなければならない壁にぶつかることもあります。ですが、その壁をよじ登り越えることができれば、逞しくなった自分に出会う事ができます。

それは特別なことではなく、誰もが経験する事です。若い新入社員の方も、これから、たくさんの困難に遭遇するでしょう。その壁を乗り越えて、逞しい社会人に成ってください。

また私たちベテランは、若手が安心して壁に立ち向かえるよう、たとえ失敗しても、そこから学べるよう見守り、ときには手助けをして行きたいものです。

社長より

 

 

 

2024年06月01日 |

幼い頃、「犬棒かるた」(犬も歩けば棒に当たる、で始まる江戸版いろはかるた)が好きだったためか、「ことわざ」に昔から関心があり自然と口ずさんでいました。

その中から「下手の考え休むに似たり」(良い考えも浮かばないのに長く考え込むのは時間の無駄ということ)を自分自身への戒めとして、よく使っていました。本来の意味とは違いますが、私の場合は落ち込んでいるときに「考えてもしょうがない」という意味で使っています。

他にも「急がば回れ」(危険を含む近道を行くよりも、安全確実な遠回りを行くほうがかえって得策だということ)もよく出てきます。こちらも実際の意味とは違いますが、焦って心がそわそわしているとき「落ち着け」という意味合いで使っています。

どちらも自己暗示みたいなものですが、自分を客観的に見れるきっかけとなり、心の平安に役立っています。

社長より

 

 

 

2024年05月01日 |

今はやりのMicrosoftのCopilotに「品質保証と品質管理の違い」について聞いてみました。

「品質保証は、自社製品が既定の品質を維持しているかを確認し、納品後も顧客に安心や満足を保証するための体系的な活動です。一方、品質管理は製品の製造時に不良品を出さないための手段や方法を実施する活動で、製造プロセスの管理や改善を図ります。」

 つまり品質保証は顧客に向けて。品質管理は工場に向けてということでしょう。当社では、技術的にも品質を保証する「品質保証技術」の部署があります。ところが「品質管理」の部署はありません。

それは、工場のすべての社員が「品質管理」の意識をもって、モノづくりをして欲しいからです。

社長より

 

*とっても参考になるキーエンスさんのサイトです:どこがどう違う?「品質保証」と「品質管理」

 

2024年04月01日 |

3年前、とある記事が気になりそこで紹介されていた本を取り寄せました。その本は昭和45年頃に刊行され、平成8年に単行本として再版された、山口瞳の『新入社員諸君!』という古本です。

もう50年も前の文章なので女性を軽視した、いただけない表現もありますがそんな中、今でも通用し、共感し、学べるところも多くあります。

そんな今でも通用する項目を、碓井広義氏がヤフーニュースでまとめていましたのでご紹介します。

①社会を甘く見るな 勉強を怠るな  ②学者になるな 芸術家になるな  ③無意味に見える仕事も 厭がるな  ④出入りの商人に 威張るな  ⑤仕事の手順は自分で考えろ  ⑥重役は馬鹿ではないし 敵でもない  ⑦金を作るな 友を作れ  ⑧新人殺しに 気をつけよ  ⑨正しい文字を書き 正しい言葉をつかえ  ⑩グチを言うまい こぼすまい  ⑪思想を持て ビジョンを描け  ⑫節を屈するな 男の意地をまげるな。

もちろん⑫は、⑪までがベースにあればこその項目です。「男の・・・」のところは時代背景を加味しご愛敬ということで。

社長より

 

*引用元:ヤフーニュース 碓井広義氏 新入社員諸君へ~作家・山口瞳さんからの伝言

*書籍:角川文庫 山口瞳(著) 新入社員諸君!

 

2024年03月01日 |

「巨人の肩に立つ」みなさん意味分かりますか?勉強嫌いだった私は、大人になって知りました。その意味は先人が残した偉業や知識を巨人とみなし、それを学び利用した上で、仕事などをやるという意味らしいです。

つまり大人になっても勉強を続けなさいとも取れますが、私は「どれだけ自分を過信することなく謙虚に学ぶ姿勢をもち続ける事ができるのか」を問われているようにも思います。

経験を10年も積んでくるとある程度の実力が備わってきて自信も付いてくる。そこから謙虚に学び続けながら自分のパフォーマンスを上げていくと、さらに10年、先人の偉業や知識を超え、自分も巨人になっているかも知れません。そして、あなたの後輩はあなたの肩から学んでいくことになるのです。

ところでインターネットのおかげで、今は世界中いろんなところから素早く学ぶ事ができるようになりました。私の若い頃と比べると本当にスゴイ時代です。そんな恵まれた環境の中で、私が問いたいことがあります。

君たちはどう行動するか。

社長より

2024年02月01日 |