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平松 稔の“ひと捻り半”

「計画立案」は、仕事をする上で欠かせません。皆さんはどのように計画を立てていますか?

やるべきことを挙げ、日程を設定する。しかし、それだけでは計画倒れになってしまいます。

計画がうまくいかない原因として、目標が明確でないこと、5W1H(いつ、どこで、誰が、何を、なぜ、どのように)が不足していること、進捗確認をしていないこと、の3つが挙げられます。

つまり、目標を明確にすれば計画の方向性が定まり、5W1Hを活用すれば計画が具体化し、進捗を定期的に確認すれば計画を確実に進めることができるのです。

さらに、他者とのコミュニケーションも重要です。一人で抱え込まず周囲と連携しながら進めることで、計画をスムーズにやり遂げることができます。そして計画をやり遂げた際には、みんなで賞賛することも大切です。達成感を得ることで、モチベーションが向上し、次の計画もスムーズに進むでしょう。

計画倒れを防ぐために
①目標設定②5W1H③進捗確認④周囲と協力⑤みんなで賞賛。

ぜひ、実践しましょう!

社長より

 

2025年04月01日 |

小さな会社では、社員数が少ないため、特定の社員に業務が集中しがちです。これでは、日常的な業務が効率的に進む一方で、その業務がブラックボックス化してしまうリスクを孕んでいます。

このブラックボックス化は、いざその社員が離職したり、異動したりした際に業務が滞る原因となり、結果として会社全体の発展を妨げてしまいます。一人に依存する体制は、短期的には便利でも、長期的には大きな障害となるのです。

この問題を解決する鍵となるのは、社員同士が良きライバルとして切磋琢磨する環境の整備です。互いに競い合い、学び合うことで、個々の能力を向上させるだけでなく、業務の標準化や共有化を促進することができます。

個人の成長が会社の成長に直結する環境を作ることが、私たち賀陽技研の目指す未来です。社員一人ひとりが良きライバルだと意識し、高め合い、自らの可能性を広げていくこと。それこそが、会社全体の発展を支える原動力となるのです。

 

社長より

 

2025年03月01日 |

量産品の製造において、1時間にどれだけ作るかということはとても重要です。ですが、ただ頑張ってスピードを上げることをやっていると、やがて疲弊したり、不良品を作り込んだりと、逆に生産性が落ちてしまいます。そのために「1時間に何個作る」という標準個数を決めるのですが、さらに生産性を向上させるために、やり方や配置、金型、治具などの改善が必要となってきます。

まず、自分たちの作業方法を見直し、無駄を省くことが基本です。しかし、これだけでは十分ではなく、次のステップは他部署との連携です。例えば、製造部門が効率的に動けるように生産技術部門と情報を共有し、必要な治具を早急に作成する協力体制を築くことが重要です。

こうして部署間のコミュニケーションを活性化することで、それぞれが持つ、ノウハウやリソースを最大限活用すれば、スピードアップは必ず実現できます。そうすれば疲弊せずに、継続的な生産高の向上が可能となります。

 

社長より

 

2025年02月01日 |

人間は、脳が身体のいろいろなところに指令を出すことで、手や足や口を動かすことができます。もし手や足や口が脳の指令とは違う動きをすると、日常生活に支障をきたしてしまい、治療が必要になってしまいます。

会社の組織も似たようなもので、トップの指令をうけて上司が部下へ指令を出し、部下はそれを実行することになります。ですが、その実行力とスピード、そして正確さに問題があれば、会社運営に支障をきたしてしまいます。

そうならないためにも、上司は分かりやすい指令を出し、部下はそれを正確に理解して実行しようと心掛けないといけません。

また、トップでもある経営陣は、判断を間違わないよう、常に学び続けなければなりません。

こうして、会社が一体となれば、常に成果を挙げることができるようになり、さらに発展してくことができるでしょう。

私自身、経営者として、皆を幸せにできるよう、今後も努力をつづけていきます。
いつもありがとう!

社長より

 

2025年01月01日 |

「心配事の9割は起きない」とよく言われますが、これは本当でしょうか。調べてみると、令和2年にペンシルバニア州立大学の研究で、実に91%の心配事が実際には起こらないという結果が出たそうです。これなら、ポジティブな考え方を持つことが日常生活を楽にする助けになるでしょう。

仕事では難しい局面に直面することも多いですが、その時はポジティブ思考で乗り越えましょう。「やまない雨はない」「これを越えれば自分の成長につながる」「苦しみを乗り越えることで人の痛みが分かり、優しくなれる」といったポジティブな言葉は、思考を豊かにしてくれます。

ポジティブな考えを持つことで、解決策も見つけやすくなり、前向きな行動が取れるようになります。こうした態度が周囲に良い影響を与え、チーム全体のパフォーマンス向上につながるでしょう。社員の皆さん、ぜひポジティブ思考を心掛けてみてください!

社長より

心配ごとの91.4%は実際には起こらない… | PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)

2024年12月01日 |

私達の日々の生活の中でとても大切にしなければならないことがあります。それは、人との関わり方です。

私達は周りの人と依存しあって生きています。周りの人に感謝する理由は、ここにあるのだと思います。ですが私達は、しばしば感謝するどころか、人を傷つける行動をとることがあります。できれば毎日寝る前に、一日を振り返ってみてください。いろいろ感謝が足りなかったところが思い浮かぶのではないでしょうか?

誰でも人に認められたいという気持ちを持っています。会社では自分の役割をきちんと行動に移し、周りや上司との人間関係も良好であれば、上司が認めてくれ、そこに良いチームワークが生まれます。そしてそれを経営者は感謝の気持ちで見ているのです。

ですから、周りへの感謝の気持ち、期待された役割への行動、周りや上司との良好な人間関係、これらを実践しましょう。そうすれば、与えられるだけでなく、自分自身でも良い働く環境を作って行くことができるでしょう。

社長より

2024年11月01日 |

自動車産業は 100 年に 一度の変革期が訪れていると言われています。技術的な革新やグローバル経済の環境変化など、既存のサプライチェーンだけでは、もはや対応しきれなくなっています。

そこで私達はこの厳しい経営環境の中で、どのようにして発展していくべきでしょうか?

当社も10年前とくらべ、社員数は倍以上になっています。当初は十数人で、社長が直接舵を取っていた会社でした。今では、工場が二つになり、人数も40人になり、組織的なまとまりが必要な会社となっています。そこにはルール化、仕組化も大きなテーマとなるでしょう。そして、秩序と団結力が生まれれば、必ず良い結果が出せる会社になります。世の中にある強い会社はそれができている会社なのでしょう。

100年に一度の変革の時代。平和と秩序を願い、今こそ一致団結して、この時代を必ず乗り越えていきましょう。評論家にならないよう、実践者として、社員全員で賀陽技研を発展させていきましょう!

 

社長より

2024年10月01日 |

働く(はたらく)とは「はたを楽にする」が語源という説があります。私自身は語源と思っていないのですが、とても良い言葉なので好きな言葉の一つです。。

「はた」とは日本語の古い言葉で「周りの人」という意味です。周りの人が「楽」になったら、人は幸せな気持ちになりますよね。ですから「働く」とは、「周りの人を幸せにすること」だとも取れるのです。素敵ですよね。

このことはとても大事なことなので、今まで何度も社員の皆さんにお話ししてきましたから、もしかしたら聞き飽きているかもしれませんね。

では、視点を変えてもしも、自分が「周りの人」だとしたらどうでしょう。上司や同僚、先輩、後輩が一生懸命働いてくれている。そのチームワークのおかげで、一人でやるよりも大きな成果を上げることができている。自分が困ったときは励まし、支えてくれた。そうした日常を何度も経験し、今日も自分は「楽にしてもらっているし、はたを楽にしている」

そう思うと、自然と感謝の気持ちが湧いてきます。

社長より

2024年09月01日 |

賀陽技研は岡山県の吉備中央町、岡山市、総社市の境、標高約400メートルのところに位置します。このあたりは吉備高原ともいわれ、非常に強固な岩盤の上に当社は建っており、地震や水害には強い地域となっています。

当社はそんな地域に工場を二つ構え、25トンから300トンのプレス機を持ち、ファイバーレーザー、ワイヤーカット、平面研磨、細穴加工機など、プレス、板金試作、金型製作をするマシンを所有しています。ですが、そんな様々なマシンも使いこなせなければ、ただの置物となってしまいます。

何のために使うのか、どのように使うのか、どう使えば当社にあった使い方ができるのかを考え、毎日コツコツと技術を深め、研究する必要があります。このことはマシンに限った話ではでなく、それぞれの業務で身に着けた専門知識についても同じことです。

それぞれの部門において得意分野ができ、お互いに頼ったり、頼られたりするような関係となり、社内のコミュニケーションもさらに深まるといいですね。

社長より

2024年08月01日 |

5月1日に岡山大学にて「中小企業のBCP(事業継続計画)」について講義をしてきました。今回で4回目になると思います。学生さんも熱心に受けて下さり、とても有意義な時間を過ごしました。まだ100人以上の学生さんのレポート採点が残っており、これが大変なのですが、反面、とても楽しみでもあります。

ところで、中小企業のBCPの取り組みは、社員数の関係で社長がやる場合が多いと思います。となると社長さんは非常に忙しいので、なかなか取り組みが前に進まない。または、取り組もうとしないと思います。私はこれが中小企業にBCPがなかなか普及しない理由だと思っています。ですからBCPと経営計画を結び付け、BCPを会社の将来設計の一部にしてみては、という提案をしています。

中小企業のBCP(事業継続計画) 岡山大学にて講義

 

中小企業BCP策定運用指針

新時代に成長を続け成長する企業~社長インタビュー:災害をきっかけに芽生えたBCP強化の動き

 

社長より

 

 

 

2024年07月01日 |