最近では動く遊具は危ないと、あまり置かなくなっていますが、「シーソー」で遊んだことがある人は多いと思います。
左右の板の端に同じくらいの体格の子供が座り、ぎったんばったん、お互い上がったり下がったりと楽しかった思い出があります。
ところが、片方に大きな大人が座ればバランスがくずれ、遊ぶことができません。大人が足をのばしたり縮めたりして、上下に動かすことは出来るでしょうが、大人は楽しくないだろうし、子供も自分で動かす楽しさを、味わうことができないのです。
仕事をやっていくうえでも、バランス感覚はとても大事です。早く作ろうと急ぐと不良品を作りやすいし、不良品を作らないように、じっくり見ながら作ると生産性が著しく落ちます。
事務所で大声で電話すると、周りで集中している人に迷惑ですし、ミーティング中に小さい声で発言するとみんな聞こえづらく困ってしまいます。
バランスをと取るためには、視点を全体に向け、そこから「ちょうどいい」を見つけ、上手く表現する必要があるのです。
社員の皆さん、視線を上げ、全体を見る努力をし、バランス感覚を磨きましょう。
社長より