製造業の場合、社員数300人以下は、中小企業と呼ばれ、中も小も一くくりにされています。ですが、300人の会社と10人の会社では、明らかに経営の仕方が変わってくるはずです。
私は、300人以下の中企業と、100人以下の小企業とに分けて考えています。さらに小企業は、成長の課程で、10人、30人、50人と乗り越えなければならない壁があるともいわれています。
小企業では、中間管理職の人員不足が慢性化しているケースが多いと思います。管理職を任せられる人がいない。管理職の人が現場の作業員を兼務している。これが小企業の実態じゃないでしょうか。
つまり小企業では、個人個人の役割が非常に大きい。ですから社員数の増減が起こるたびに、経営の方向性を柔軟に調整する必要がでてくるのです。
その柔軟性の実現に必要なのが、リアルな内部環境の把握で、経営陣、各部門、上下横の信頼関係の構築は欠かせません。そのためにも私たちは、ますます人間力を高めて行きたいものです。
社長より