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2021年 8月

今年3月に経産省のワーキンググループに、ゲストとして地方の中小企業の立場で参加しました。

正規メンバーは産官学から若手77名。テーマは「2050年カーボンニュートラル」。数ヶ月にわたり議論された終盤での参加でした。若手77名は、さらに複数の小グループに分かれ、それぞれ別テーマで議論しており、私は今までの内容を聴き、私の見解をお話し議論するという役割でした。

6月にはその報告書がまとめられ経産省のHPに発表されています。また政府が発表した「カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略」にも盛り込まれているそうです。

2050年。今30歳の人も60歳を迎えます。その子その孫までが安心して暮らせる世の中を残すために今何をするべきか?バブル期に青春を過ごした中小企業の親父にとって、商売のネタか他人事と思っていたカーボンニュートラル。新しい世代の真剣な議論に非常に感銘を受けたすばらしい時間でした。

社長より

 

※カーボンニュートラルとは

20201026日、第203回臨時国会の所信表明演説において、菅義偉内閣総理大臣は「2050年までに、温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする()、すなわち2050年カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現を目指す」ことを宣言しました。

※「排出を全体としてゼロ」とは、二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスの排出量から、森林などによる吸収量を差し引いた、実質ゼロを意味しています。

2021年08月24日 |

今月のトピックス

スポットクーラーの導入

工場には以前から、固定式の大型スポットクーラーがありましたが、、近年の猛暑・酷暑に備えて、可動式スポットクーラーを追加で二台、導入しました。工場内を少しでも使いやすくするため日々改善対策をしているなかで、従来のスポットクーラーの行き届かない箇所ができたために設置しました。社員の働きやすさが製品生産向上へと直結するので、日々改善に取り組んでいきます。


 

ヒイゴ池湿地

総社市のヒイゴ池湿地は、約三十年前、高速道路建設計画で消滅の危機にありましたが、市民団体等の活動により存続の危機を乗り越えた場所です。高速道路開通により小規模となったものの、現在は総社市が中心となり、地元自然保護団体と協力して管理を行っているそうです。五月の連休頃には、様々な草花が花を咲かせたり、珍しい生き物なども現れ、湿地に夏の訪れを感じさせます。自然豊かな湿地で、穏やかなひと時を過ごしてみるのもいかがでしょうか?


令和3年7月1日
編集:株式会社賀陽技研
 
2021年08月01日 |

仕事をしていて、何が嬉しいかっていうと、人に頼りにされることぐらい嬉しいことはないと思います。それが上場企業の開発部からの依頼だというと、技術者冥利に尽きるってものです。

昔、もうかれこれ十五年以上前の事になりますが、プレス加工の専門家としてEV車の板金部品について意見を求められたり試作品を作ったりしていました。
それがいつしか日本初、本格量産の電気自動車の部品となり、時を超え今では当社の主力製品となっています。

そういった例は他にもいくつもありますが、失敗事例も持っています。こちらも上場企業の開発部の依頼でしたが、残念なことに半年たっても結果が出なかったのです。
そのとき、お金は要らないといったのですが、それでもと半分出して下さいました。申し訳なさと感謝が入り混じる複雑な気持ちでした。

仕事人としての人生、山あり谷あり、実に楽しい。社員の皆さん、学びと感謝の心を失わず、今後も仕事を楽しんで行きましょう。

社長より

2021年08月01日 |